自己肯定感0だった私が子育てをしてみたら。【その2】

子育てで自分を変える

こんにちは!えなママです。

ご覧いただきありがとうございます。

過去の記事の続きです。

イライラするときはどんな時か、気が付いた私。
それは、「実家から自宅に帰ってきたとき」でした。
そして、私は決意しました。
「実家には行かない。連絡もしない」

この決意は自分でも信じられませんでした。まさか、こんなことを考える日が来るなんて…
でも、もう誰も私を止められる人はいませんでした。というか、誰にも言わずに決めたので止める人がいなかったと言うほうが正しいかな(笑)
実家に行きたくても行けない人はいても、実家に行かないと決めている人なんてあまり聞いたことがない。(たぶん知り合いにはいないだろう)
両親にとって、長女は初孫。初孫の顔を見せないと言うこと。その上、連絡すらも断つなんて…私は、いわゆる「親不孝者」かもしれない…。

そんなことを考えてしまうのですが、とにかく私が発端の夫婦喧嘩をやめたかったし、子どもへの影響が怖かった。なので、誰にも分かってもらわなくてもいい、夫にさえも理解してもらわなくてもいい。これは、私が決めたこと。自分の感情をコントロールできるようになるまで、しっかりと精神的に自立した人間になれるまで、実家には行かない。
そう改めて決心したのです。

実家と距離を置いてから何をしたか

実家から離れて、私がまずしたことは、「自分自身と向き合う」ことです。この、ぐっちゃぐちゃな気持ちを何とか整理せねばと考え、参考にするための本を買いました。

その本はこちらです。

「ママ、怒らないで。 不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病」
風鳴社/斎藤 裕・斎藤 暁子 著

この本には本当に救われました。
この本を読んでいなかったら、未だに根本的な解決方法を見いだせていなかったかもしれません💦

ただ、読む人によっては、注意が必要かと思います。内容が結構重く、本に出てくる、’手紙書き’をすると心の奥底を掘り起こすことになるので、気持ちが不安定になるかもしれません。なので、興味のある方は、本に出てくる注意事項を確認しながら読み進めてみてください。

私は、’手紙書き’はしませんでしたが、夫と長女が寝静まった後、一人静かな空間の中で心を落ち着けながら、自分の中のモヤモヤする気持ちをノートに書きだすことをしました。この「一人静かな空間の中で心を落ち着けながら」というのが非常に大事で、日々の、様々なタスクに気を取られた状態では自分自身と向き合うことはできません。たとえ家事が全く終わってなくても「この本の通りに自分の気持ちと向き合う時間を確保しよう」と心に決めて取り組みました。

私、アダルトチルドレンかも…

この本には、アダルトチルドレン(AC)という言葉が出てきます。

この言葉の意味を知ったとき、自分にあてはまると思いました。

ACとは、子供の健康な心の成育や健全な人格形成に悪影響を与える親(機能不全家族)のもとで育ち、そこで受けた心の傷が癒されないまま大人になり、成長をしてもなお精神的影響を受け続ける人々のことです。

引用:「ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病」斎藤 裕・斎藤 暁子 著 P55

機能不全家族とは、親が問題を抱えていたり、家庭内に喧嘩や暴力、虐待などが存在する。もしくは一見理想的な家族に見えても、実は温かい心の交流がない息苦しい家庭のことを指すそうで、そのような環境で育った子供は、大人になってから自己肯定感が持てなくなるそうです。

確かに私が育った家は、温かい雰囲気に包まれているとはお世辞にも言えない感じでした。父は個人事業主で仕事依存。母は、父に怒鳴られながら仕事を手伝い、家に帰れば嫁という立場で同居中の祖父母に対して窮屈な思いをしながら毎日を過ごしていました。本当の所はどうなのか分かりませんが、娘である私の眼にはそう映っていました。

そこで気づいたのが、私はずっと「親に満たしてもらえなかった寂しさを抱えている」のではないかということ。そして、その寂しさを夫に押し付けて解消しようとしていたんだ、と。それが、私が発端の夫婦喧嘩の原因なのではないかと。

夫との喧嘩の原因

喧嘩の原因は、「夫に優しくして欲しい」という私の心の叫びなのかもしれない。

でも、私の夫は優しいんです。そう思って結婚しましたし。

優しいのに優しくしてもらってないってことなの?私はどんな風に優しくして欲しいと思ってるんだろう?

自分でもよくわからないこのモヤモヤをノートに書きだしてみました。そして出てきたのが、私が夫に「何時に帰ってくるの?」と毎日電話をしていること――。夫は仕事の帰りが遅く、私はそれを不満に思っていました。そして、毎日18時になると、何時に帰ってくるの?」と夫に電話をかけていました。夫が嫌がっていることに薄々気がついていたのに…これは、幼少期に私が母親にしていたことで、夫にも同じことをしている!!と気づきました。

両親は個人事業を営んでいて日中はほとんど家におらず、帰宅時間は母が19時~20時、父はもっと遅かったです。その間、祖父母と自宅で過ごしていたわけですが、両親に早く帰ってきてほしくて、いつも夕方になると母に電話をかけていました。

私「もしもし。お腹すいたー!ねぇねぇ何時に帰ってくるの?」
母「今日も帰るの遅くなるからね。冷蔵庫にあるものは何でも食べてていいから」
私「…分かったけど、早く帰ってきてー」
母「まだ仕事終わらないから待ってて」

夕飯は祖母が用意してくれるので空腹の心配はいらないのですが、早く母に帰ってきてほしくてお腹がすいたと伝えていました。近所の友達はお母さんが17時には帰ってくるので、それが羨ましくて羨ましくて仕方がなかったのを覚えています。

親に満たしてもらえなかった寂しさを、自分の夫にぶつけていたのかな…

それが、私から始まる夫婦喧嘩の原因になっていたのかも…😭

後日夫に聞いてみたら、彼も仕事中(しかも、18時という1番しんどい時間に)、暗〜い声をした私に「何時に帰ってくるの?」と言われる事が本当に嫌だったそうです。そりゃそうだわ(^_^;

パートナーに寂しさをぶつけてない?

私と同じように、知らず知らずのうちにパートナーに寂しさをぶつけている人は多いのではないでしょうか?
残念ですが、それはお互いにとってあまりいい事とは言えませんよね…。

もっと○○して!もっと私に気を遣って!と、相手が悪い、パートナーが変わるべき!と思っていませんか?私も、ずっとずーっとそう思っていました💦…正直言って、それは不可能なんです。

そんなことを考えている自分が嫌で、自分の心と向き合ってから夫への接し方が変わりました。パートナーが変わってくれるのは、そこからがスタートなんじゃないかと思います😊

勇気を出して、まず一歩!

私を否定するものと距離を置いたのは、良い判断でした。本当に勇気が要りましたが(笑)
今まで頼っていた実家という存在が無くなってしまうのですから、育児がそれまでより大変になるのでは?と思いますよね。でも「頼らない!」と自分で決めたから、大変なことも知恵と工夫で乗り切るという技を身に着けることができました。(←これはすごく嬉しい発見😊)

この本を読んだおかげで気づいたことは、

  1. 私の家族(夫と長女)に対して、私はどんな存在でありたいのか
  2. 私はどんな人生を生きたいのか
  3. 自分を責めてしまう要因
  4. 幸せになるとはどういうことか
  5. 自分に自信が持てない理由

などなど…

今までの人生で、こんなに向き合ったことがないというほど時間をかけて自分自身と向き合いました。その結果、私の自己肯定感が低い原因、夫婦喧嘩の原因などが分かりました。

今回ご紹介した本は本当にオススメです!

家族が寝静まった後、一人静かな空間の中で心を落ち着けながら。
ぜひ、皆さんにも自分と向き合う時間を作ってみてもらえたら、と思います。

今回のテーマについては、これからも書き続けていこうと思っています。

お読みいだだきありがとうございました♫

では、ごきげんよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました